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　フィリピン好きが嵩じてフィリピン株も買っちゃいました。国内では株をはじめ投資なんて考えたこともないのですが、目下のアベノミクス下、いみじくもフィリピン旅行中にみるみる円が安くなっていくのを目の当たりにして現金の価値は一定ではないと考えるようになってしまいました。当初はどうせフィリピンに行くことが多いのだからフィリピンペソを買って持っておこうと思ったのですが、日本国内でペソを買おうと思ってもなかなか難しいんです。外貨預金でフィリピンペソ建てっていうのはないのではないでしょうか。どうしようかなと思っていたところ、ちょうど同じようにフィリピンにハマっている私の知人の方がフィリピン株を始めたよと報告してくださいました。単元株でもすごく安くて、ほんと小遣い程度で始められますよと教えてくれたのです。
　
　株なら為替の変動と株価変動との二つのファクターをクッションにできますし、人口減少も相まっていかにも引き潮といった風情の日本と人口でも日本を追い抜く勢いで新興国として高成長を誇るフィリピンの勢いを考えれば為替と株の二つのファクターがダブルで良い方向に向かうのではないかとの単純かつ大雑把な私なりのファンダメンタル分析を以って私も右も左もわからないままながらフィリピン株への投資を決意しました。右も左もわからないとはいえ、私はあのバックパッカーの新聖典、電子書籍『シックスサマナ』本誌上やポッドキャストで大人気のバンコク在住マネーの鬼として知られるジェミング志村さんの後輩であります。いつも志村さんが話す投資やそれにまつわるいろいろな話を「ふん、ふん」といって聞いているだけの歯応えのない後輩ではありましたが、聞いているだけではあっても志村さんの言葉のシャワーを十年以上にわたって聞き続けた、おそらく国内では一番志村さんの話を聞いた男が私でしょうから、ですのでだから聞きかじりではありますがなんとなく個人でやる投資の世界というのがどういうものであるのか、インターネットでどうやって株を買うのかの感じはわかっておりました。ちなみに株を買うにあたって志村さんには相談しませんでした。今度話す機会があれば事後相談という形で相談してみようと思います。
　
　ちょっと私の自慢の先輩である志村さんの話で熱くなってしまいましたが、フィリピン株を扱う国内の証券会社はいまのところアイザワ証券だけでしょうか。幸い私の実家がある芦屋にアイザワ証券の支店がありましたのでそちらへ直接赴き、口座を開設してもらいました。営業部員の方にもよくしていただき、わざわざ三ノ宮の喫茶店まで来てくださって資料を解説してくださり、ご指導もしていただきました。
　
　実際の株の買い付けはインターネットを通じてウェブブラウザで行います。アイザワ証券の口座にお金を振り込んでそのお金を使って株を買うわけです。詳しい計算方法はあるのですが、ざっくりいって一回の手数料が2〜3千円かかる感じです。私は3銘柄買いましたので7千円ぐらい手数料がかかりました。15万円分ぐらいの大枚をブチ込んで株を買うつもりが、思ったよりちょっと安めに買うことができたので実際には14万円分ぐらいの額面になりました。投資としてはセコい額かもしれませんが、私としては大きな買い物です。私が買った時よりももう2〜3ヶ月前に買っていればかなりおいしかったかなとは思うのですが、そんなことをいってもはじまりませんのでドント・ルック・バックの精神で明るい未来だけを想像しておるわけです。具体的に銘柄はアヤラとフィル・ウェブとピュア・ゴールドという3銘柄で勝負させていただいております。大規模開発とITと小売という感じで業種を分けてみました。今のところ一進一退を繰り返しながらジワっと上がっている感じはあります。しかし手数料を取り戻すまでには至ってません。数年単位の長い目で考えるつもりであります。証券会社の方はジョリビーやメトロバンクを勧めてくださいましたが、個人的にジョリビーがあまり好きではないのでジョリビーは買いませんでした。メトロバンクもチャートを見ていると乱高下が激しいような感じがしたのでとりあえずパスさせてもらいました。株価は「iPhilStocks Pro」なるアプリをiPod touchにインストールして日々チェックしております。
　
　関西からの直行便も飛びはじめ、新しい空港も計画されているセブ島がリゾートハブとして今後存在感を増してくると考えております。何よりも私自身セブが大好きなので、今後もセブにちなみがあるというか、関係があるような株を機会があれば買ってみようと思っております。手数料の問題もありますのでもうすこし手軽に売買できる方法も追求してみたいと考えております。フィリピン株の買い方をよくご存知の方、いろいろ教えてくださいませ。