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ホテルの話・マニラ編・その1

 飛行機の話をしましたのでホテルの話もしましょうか。
 フィリピンのホテル事情について皆さんはいかがお考えですか?私もそういろいろなところに行った経験があるわけでもないので偉そうなことも言えないのですが、タイなんかに比べれば微妙に高い感じがしませんか?マニラとバンコクを比べた場合の話です。有数の旅行大国であるタイは競争も激しく、同時に多様な需要があるわけですのでタイと比べるのは酷なような気もしますが、物価の感覚からいえばちょっと高いかなーと思うのが正直なところです。
 ただ高いとはいっても私の場合あくまで日本円で2千円台、できればフィリピンペソで700ペソで抑えながら税金を取られて二千円をちょっと超えるぐらいで抑えたいと思うレベルで高いとか安いとかいっておるわけです。
 私にはホテル自体を楽しむという趣味はありません。ありませんというか、ホテルそのものは好きで私なりに「ここはいいな」とか「ここはイマイチ」とか思わないでもないのですが、旅行の中でホテルの中で過ごす時間というのは単に休憩時間もしくはごく稀にエロ・タイムなのであって、朝起きたらシャワーを浴びてすぐに外に出て歩き疲れたら帰って来る場所でしかないのです。
 そんな私のホテル話であることをお許しください。
 私はこれでも旅行にあっては取材も兼ねることが多いこともあり、けっこう日程を決めていくタイプではあります。行き当たりばったりではありません。パターンとしてはまずマニラに数泊し、セブなどの他都市へ出かけ、またマニラに戻って数日を過ごすというパターンです。私の場合旅行の日程は10日〜15日程度です。観光旅行にはちょっと長め、バックパッキングというには少し短めといった感じでしょうか。ともあれ最初のマニラの数泊分のホテルの予約は国内から取るようにしております。
 どこでホテルの取るかというとagodaというサイトです。どうしてもagodaで部屋がない場合に一度だけ他サイトで予約を入れたことがありますが、基本agoda一択です。Expediaのようなサービスものしてきているのでホテル予約サービスに関しては今後選択肢が増えてくるかもしれません。その他遠隔地で予約サービス上に宿泊所の情報がない場合には直接交渉することもあります。直接交渉はメールやFacebookなどを通じてやる場合もありますし、どうしようもない場合にはビバリーというマニラ在住の友人が電話で交渉してくれます。
 
 フィリピンで泊まったところはどれも印象的なところですが、今回はマニラ編でいってみましょうか。
 フィリピンのホテルは大概部屋単位の料金なのでお友達と二人で泊まっても料金は変わりません。一人頭で料金を取られるところがないわけではありませんが。
 
14079620011_5b97cf2b3c_h 私が定宿として気に入ってよく泊まらせてもらっているのはLeesons(レッスンズ レジデンセス)というちょっと長期滞在者さん向けのような感じのホテルです。マラテ地区のちょっとはずれにあり、繁華街からも充分歩いて行き来できます。ただ夜中歩くのはちょっとだけ危険かもしれません。マラテの中心、レメディオスサークルからレメディオス・ストリートをマニラ湾と反対側に行き、LRTの線路を越えてちょっと行ったところです。タクシーの運ちゃんにもレメディオスを行ってくれといえばわかりやすいです。
 これといった特徴もないホテルなのですが、程よく古びた感じながらも部屋はきれいでスタッフの方々もフレンドリーです。値段、場所、雰囲気のバランスがイイと思います。イチオシです。料金は税込で一泊三千円くらいでしょうか。
 難があるとしたらちょっと保証金を預けないといけない(500ペソか1000ペソだったと思います。もちろんチェックアウト時に返してくれます)こととエレベーターがないことでしょうか。
 
 次いで印象に残っているのがManila Manor Hotelという古き良き名門という雰囲気のホテルです。運が良かったのかagodaにてなぜか三千円足らずで取ることができたので泊まりました。普段はもう少し高い(倍ぐらい?)と思います。こちらはエルミタよりのマラテといいますか、ロビンソンモールからほど近い一等地にあり、便利至極で胸が締め付けられるようなノスタルジーあふれるすごくイイ雰囲気がのホテルでした。部屋からの眺めもよくてラッキーでした。
 
 マニラに最初に来たときに泊まったのがAmbassador(アンバサダー)というマラテの南の端の方にあるホテルでした。Date in Asiaで知り合ったマリゼルさんが空港まで迎えに来てくれてその足で案内してくれました。当時マリゼルさんはアンバサダーの2〜3軒隣にあったプレイ・マンションというKTVに勤めながら小学校の教員になる勉強をしておられました。源氏名はアイコやったかな。近所にはおカマちゃんのお店もあります。ホテルの部屋自体はすごくゴージャスな感じでこちらもまたかつては良い時代もあったんだろうなと思わせる感じでありました。ただ、ロビーの雰囲気があまりに現役感がないといいますか、覇気がないといいますか、あまりに暗いと思います。値段もコミコミの二千ペソ(2013年当時のレートで5000円ほど)という感じでお得感もありませんでした。実はその後も一度だけ泊まったことがあり、部屋も広いのでKTVで働いてる友達らと宴会をやろうということで3〜4人部屋に遊びに来たのですが、ひとり500ペソの追加料金を取られたのも私は根に持っています。ただ部屋でその友人らがものすごい勢いで騒いでも怒られることはありませんでした。おすすめはしませんが地獄のようなところというわけでもないかもしれません。
 
10903481253_1d7dc0f1fc_h いちどゴールデン・マンゴー・インというホテルにも泊まったことがあります。場所もマラテの真ん中にあって値段もかなり安かった(日本円で1500円ほどだったような)のですが、ホント寝るだけという感じなのでさすがにちょっと味気ないでしょうか。逆にいえば寝るだけならここで充分かもしれません。一見殺伐とした感はもあるかもしれませんが、フロントの方は案外親切でした。
 
 あとはケソン市でビバリーさんの部屋に泊めてもらったりとか。帰国の日を間違えてにっちもさっちもいかなくなって路頭に迷い、ヴィト・クルーズでKTVのホステスさんが皆で住んでる部屋に転がり込んで泊めてもらったりとか。マニラのどの夜、どの宿泊も印象深く覚えています。
 
 私的になんとなく馴染みがあるマラテやエルミタ、マニラ地区の話が中心になってしまいましたが、他の地区のお話でも、もちろんマニラ地区のお話でもホテルについて何か面白い情報があればまた教えてくださいね。

 
agoda — http://www.agoda.com/ja-jp